新型ゴルフTSIハイライン試乗 [ぶらり]
国産車並みの早いタイミングで7代目にモデルチェンジされた
フォルクスワーゲン・ゴルフ。
どちらかと言うとCMキャラクターを務めるサザンオールスターズの
復活のほうがビックリしましたが(笑)
ベンチマークと言われるクルマの進化ぶりを確かめに
ディーラーへ伺いました。
http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html
最初、写真で見たときには代わり映えのしない新型車だなあ、
と思ったゴルフVII。
ただし中身のほうはゴルフVとゴルフVIでは同じプラットフォームだったのが、
今回は「MQB(英語ではModular Transverse Matrix)」という
共通プラットフォームを使用することで一新されています。
展示車は新色パシフィックブルーメタリックのコンフォートライン。
受注色を入れると新型の選択肢は8色。
堅実な色ばかりですが多いに越したことはありません。
ゴルフVIと比べて、エッジを効かせたデザインに変わっていて、
全体の輪郭は先代とよく似ていても実車を見てみると、
違うクルマだな、と思えます(当たり前か・笑)
試乗車はひとめでそれとわかるステッカー付き(^^;)
グレードは上位のハイラインで1.4LのTSIエンジンです。
アイドリング時のエンジン音が静かすぎて、
信号待ちでアイドリングストップが作動したときもタコメーターを
見ていないと気づかないくらい。
残念なのはエンジン再始動のタイミングが気持ち遅めなこと。
コンマレベルの話ですが、動力性能には全く不満がないため、
そこだけ逆に目だってしまいます。
あとでわかったのがDCCというモード切り替え可能な
サスペンションシステムがオプション装着されていました。
おそらくノーマルのままで試乗していたのですけど、
45扁平のタイヤだったにも関わらず、
乗り心地は柔らかく、路面状況が悪くても無駄な動きがありません。
モデルチェンジで軽量化され、このハイラインは1320kg。
それでもヒョコヒョコした動きをしないのは見事。
リアサスがトレーリングアームに変わった他のグレードでは、
どうなのかわかりませんが、乗り味は上級セダンの印象。
ステアリングの動きやペダル類の重さも自然。
さすが"優等生"という感じで隙が見られませんね。
4265×1800×1460のサイズはコンパクトクラスと言うには、
幅が広すぎますが、おかげで室内の広さはゆったりしています。
身長185cmの私が後席に座っても問題なし。
クセのあるフランス車に乗っている立場から見ると、
破綻がなく真面目すぎるクルマです。
そのためケチをつけるようなツッコミどころもないわけで・・・(苦笑)
MQBの導入はコストダウンも目的の一つですが、
おかげでプリクラッシュブレーキなどの安全装備が標準となり、
上位グレードのハイラインでも299万円の価格はお見事。
DCCとキセノンヘッドライトをオプションで付けても減税分で
それほどの負担増にはなりません。
300万円くらいの予算で国産車を検討されているかたは、
一度試乗されてみてはいかがでしょう?
タグ:ゴルフ7
私も昨日試乗してきましたよ。
一言で言うなら期待通りの出来栄えでしたね。
あんなに静か車だとは思いませんでした。
by Cage (2013-07-07 17:47)
クルマ好きなめろんぱんさん
私も試乗したくなってきました。
1.2L、 1.4Lの構成の様で、MINIよりも小排気量ですよね。
by papamama (2013-07-08 00:19)
>Cageさま
ゴルフVIにも試乗したことありますが、
そのときには強い印象はなかったのですけど、
今回はじんわりとデキの良さが伝わってきました。
>papamamaさま
クルマだけでなく列車も好きですけど、
あちらはあまり試乗できないので・・・(^^;)
>MINIよりも小排気量ですよね。
この先輸入車は一部のプレミアムモデル以外は
ほとんど2.0L未満のエンジンになりそうな勢いですね。
そのうち1.6Lでも「大排気量」に思えたりして。
>Bandwagonさま、あんぱんち~さま
nice!ありがとうございます。
by めろんぱん (2013-07-08 23:12)